2006年05月07日

WM Recordings

僕が見てきた限り、ネットレーベルを通じて発表される作品のほとんどには、正方形の画像が「ジャケット」としてつけられている。各作品は、曲数や収録時間によってEPやLPとしてリリースされる。

CDやレコードのように物理的なメディアの制限を受けずに聞かせることのできるネットオーディオのリリースは、本来1曲単位だろうが100曲まとめてのリリースだろうがかまわないはずだ。しかしアーティストたちは、作品にジャケットをつけ、EPやLPとして発表する。

僕らが慣れ親しんだCDやアナログのフォーマットを模倣することで、わかりやすさはあるだろう。それだけ既存のフォーマットのサイズが、メディアとして機能的に洗練されているのかもしれない。また、もしかしたら旧メディアへのノスタルジーのようなメタな感覚が含まれているのだろうか。


スプリット盤というのはCDでもあるけれど、レコードやカセットテープのようにA面B面のあるメディアが主流だった時代にはよく見かけたリリース方法だった。インディーズなんかで、つながりのあるアーティストがそれぞれA面とB面に収録されたのがスプリット盤だ。

WM041werenotinit.jpgオランダのネットレーベルWM Recordingsの最新作として知った“We're not in if for the money”が、スプリット盤形式だった。この作品は14曲入りのオムニバスで、Rallehond Recordsとのダブルネームになっている(Rallehondのサイトでもまったく同じ作品がリリースされている)。お互いが過去のリリースから7曲ずつを提供し、1曲ごと交互の曲順になっている構成。もともとはレーベル・サンプラーのような意味で、プロモCDRとして制作されたらしい。

サウンド的にはアコースティック寄り。個人的に最近電子音中心の曲を多く聞いているからかもしれないが、人の声、歌、アコースティックな楽器の質感が心地よい。今日は朝からBGMとして何度も繰り返し聞いている。

05. CobSOn - Kidding (WM Recordings)
12. TROY - De reis (Rallehond Records)


WM016Salam.jpgWM Recordingsのカタログを見ると魅力的なジャケットが並んでいる。すべて聞いてみたい。とりあえずジャケットを見渡してダウンロードしたのはSalam“Salam”

ネットレーベルの作品としては珍しいアフリカ系。バイオリンやアコースティック・ギターなどシンプルな構成のバンドによるライブ音源。

01. Laaré


CCでのリリース。


posted by 犬TV at 14:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | 聴く - netlabel, CC

Who Owns Culture?

Who Owns Culture?(YouAreTV)

WhoOwnsCukture.jpg

ローレンス・レッシグ教授のスピーチ+スライドのビデオ。20分くらい。スピーチ自体は昨年2005年4月のもの。

"Who owns Culture?"のビデオ(CNET Japan Blog - Lessig Blog (JP) 2006/04/11)
posted by 犬TV at 11:42 | Comment(0) | TrackBack(0) | 観る

放送→2.0?

フランス国立視聴覚研究所(INA)がネット公開した番組10万本の衝撃(B3 Annex 2006/05/03)
 →ソフトがタダになる時代(たけくまメモ 2006/05/05)
 →タダより儲かるものはない時代はくるか?(404 Blog Not Found 2006/05/06)
 →FIFTH EDITION(FIFTH EDITION 2006/05/05)
 →[memo]著作権、オープンソース、無形資産(DESIGN IT! w/LOVE 2006/05/06)

英国BBC放送のWeb2.0計画『クリエーティブ・ヒューチャー』の衝撃!!(FPN 2006/05/01)
 →BBCの「Creative Future」構想が意味するもの(B3 Annex 2006/05/03)

NHK番組のインターネット配信は2007年度にも全面解禁(スラッシュドットジャパン 2006/05/05)
NHK懇談会が中間報告 アーカイブスのネット公開(Kißlegg's blog 2006/04/22)
フジテレビの動画SNS「Watch Me!TV(ワッチミー・ティービー)」は成功するか?(ソーシャルネットワーキング.jp 2006/05/06)

Skype 2.5ベータ+SkypeCastプレビュー(Skype日本語ブログ 2006/05/03)
 →最大100人参加の会議通話ができるSkypecast発表(スラッシュドットジャパン 2006/05/04)


この手のサービスの成否の鍵は(……ってそんな話はあちこちでさんざんされているのだと思うけど)「公共性」にあるのではないかと思う。「公共」という言葉が意味するものをどうイメージするかということにも関わってくる。

制作者の権利は保護されるべきだし、企業や組織や個人の生活を維持するためには利益や報酬を生み出さなくてはならない。その一方で、自らの持つ資産を、顧客だけではなく「みんなのもの」として公に投げ出すことがなければ、情報サービスは成立しない。業種にもよるだろうが、多かれ少なかれそういう要素があるのではないだろうか。文化事業とか寄付とか地域貢献とかをしなくても、社会から利益や報酬を得ようとすれば、その主体は公共的な存在にならざるを得ない。

デジタルデータに変換された資産をインターネットというインフラを通じてリリースするとき、その情報にどのような制限をつけるか、つけないか。それによって実現された公共性をどのように利益に結び付けていくのか。昨今のウェブに関するなんやかんやを通して、利益だけでなく公共性だけでもなく、それらの相互作用によって成り立つモデルが模索されているのではないだろうか。


リンクの最後のSkypeCastは100人参加の会議通話。いろいろな使い方がありそうだ。役所や大企業の既得権を守りたい姿勢丸出しで放送と通信の融合云々の話が進んでいく一方で、個人レベルで100人ネット会議みたいなことができてしまう。その建前と現実の乖離はかなり致命的な気がする。
近そうで遠い「通信と放送の融合」の夜明け(森祐治・情報経済を読み解く 2005/12/02)
posted by 犬TV at 10:41 | Comment(0) | TrackBack(0) | 放送 - 総合

広告


この広告は60日以上更新がないブログに表示がされております。

以下のいずれかの方法で非表示にすることが可能です。

・記事の投稿、編集をおこなう
・マイブログの【設定】 > 【広告設定】 より、「60日間更新が無い場合」 の 「広告を表示しない」にチェックを入れて保存する。


×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。