2006年02月02日

球春2006

プロ野球のキャンプインにあわせて、CSテレビ局のG+(日本テレビ系)、スカイA(朝日放送系)では、恒例のキャンプ中継が始まった。これは名前の通り、キャンプ地での練習風景を毎日生中継するという従来のマスメディアではありえない番組だ。

南の島の野球場に響くバッティング音。球場に散らばる選手から、カメラは注目ポイントにズームアップ。淡々と流れる映像もシュールだが、スカイAによる阪神タイガースのキャンプ中継には力が入っており、シーズン並みの実況アナと解説者陣に、各スポーツ紙のトラ番記者も加わり、選手たちの練習を解説している。

2月1日、沖縄県宜野座村野球場でキャンプインする阪神タイガース。スカイ・Aは今年も沖縄より生中継でその模様をお届けする。初日となる2月1日は、グラウンド入りする岡田監督、選手会長に就任した赤星憲広選手を筆頭とする各選手たちの様子を捉えるところから始まり、午前中のストレッチやウォーミングアップをお届け。また、午後からは徐々に練習メニューをこなしていく様子、キャッチボール、打撃練習、守備練習など、各ポジションに分れて練習に励む選手たちをじっくりとご覧入れる。若手、ベテランなどは関係なく、キャンプ中はできるだけ自分を追い込み、ペナントレースで通用するコンディションに仕上げていく。沖縄という穏やかな気候とすばらしい環境の中で、選手たちは厳しく、ハードなトレーニングを強いられる。油断すると時には怪我さえも襲ってくるというこの春季キャンプから、岡田阪神3年目のシーズンは始まった。
猛虎キャンプリポート2006 生で見せます!沖縄キャンプ
ちなみに夜にはその日の練習風景などをまとめた2時間番組「今日のタイガース・沖縄キャンプリポート」を放送、翌朝に「昨日のタイガース・沖縄キャンプリポート」として再放送している。

たまたま何気なくこの生中継を流していると、ゲストに松村邦洋(→ウィキペディア)が登場。番組の性質も手伝って、マニアックなネタが無尽蔵にあふれ出す。熱狂的なタイガースファンとして知られる松村、タレント業のスケジュールもあるとは思うが、タイガースにあわせてキャンプインしているのだ。

そう、球団とあわせてキャンプ入りするファン、勤め人なら土日の休日を利用してキャンプ地を訪れるファンの話は聞いたことがある。彼らは鋭い目で選手の動向をチェックし、これから始まる長い野球シーズンの行く末を占うのだという。

番組では、視聴者からのメールやファックスも紹介。重箱の隅をつつくような指摘に、解説者が応える……特に阪神ファンではないのだが「今年もシーズンが始まる!」感でワクワクする、そんな気すらしてきた。

地上派ではコンテンツとしての価値が急激に落ちているプロ野球。しかしそれは、プロ野球自体の魅力の低下では決してないはずだ。むしろ没落しようとしているのは、その魅力を時代のニーズに即して伝えきることができない従来のマスメディアなのではないだろうか。

CS放送は、ボブスレーやヨットやビリヤードなど、なかなか観戦する機会のなかったスポーツの楽しみを教えてくれる。その一方で、「キャンプ中継」を番組として成立させてしまうほど大メジャースポーツであるプロ野球の奥深さ、底辺の広さ、底力を実感させてくれるのだ。

プロ野球審判を応援しよう!
プロ野球になくてはならない脇役である「審判」のファンサイト。このサイトの存在もまた、プロ野球の懐の広さを教えてくれる。特にアンパイアの「ストライク!」コールを集めた写真集には、愛と迫力が詰め込まれている。


posted by 犬TV at 14:12 | Comment(0) | TrackBack(0) | 時事ネタ
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