2006年03月29日

Open Source Audio

opensource_audio-header.gifGarageBand.com
beatmaka.com
15 Megs of Fame
Dance-Industries


このほか、Bonchicastさんとこを参考に見たCC関連の音楽アーカイブの数々。
archive.orgのOpen Source Audioも。

GarageBand.comでは、アーティストが自分の曲に配布条件をつけられる。ストリーミングで聞くだけのものもあれば、MP3でダウンロードできるものもあり、またクリエイティブ・コモンズ(CC)のライセンスをつけることも可能だ。ただし、例えばジャンルやキーワードで検索した結果のリストを見ただけでは、並んでいる各曲にどのような条件がついているかがわからず、それを確認するにはそれぞれの曲のページを開いてみないとわからないのがちとしんどい。リストに表記があったり、配布条件で検索できたりすると便利だと思うんだけど、そんな需要はないってことなのかな。

beatmaka.comでは、ページのフッタに「特に表記がある場合をのぞき、楽曲のライセンスはCCの音楽共有ライセンス下にあります」とか書いてあるものの、僕が見た限り実際にはほとんどの曲に“マルシー”表記があり、CCをつけている曲はまれだった。期待させやがって……。ちなみにbeatmaka.comも、リスト上でのライセンス表記やライセンスを条件にした検索機能はない。

GarageBand.comもbeatmaka.comも、アーティストがアップロードする曲にCCのライセンスをつけられるのが売りではあるが、実際につけられる曲は少ないというのが現実なのだろうか。


CCにフォーカスして曲を探したいのであれば、アップされた全ての曲にCCの共有ライセンスをつけている15 Megs of Fameはうってつけ。JakeとJacobのふたりによるskinnyCorpプロジェクトであるこのサイトの名前は、アンディ・ウォーホールの有名な言葉をもじったものだ。実際に見てみると、リソースの量という意味でまだまだこれからのサイトのように思える。CCを前提としたコミュニティ・サイトとして期待したい。


Dance-Industriesには良質なダンスミュージックが大量にアップされている。が、このサイトにある楽曲はどのようなライセンスで配布されているのか、最初はよくわからなかった。メニューにある“Copyleft Music Licence”は、音楽に特化したBY-NC-NDを表示するcreativecommons.orgのページへと直リンクしている。条件としては上記のサイトと同じだが、Dance-Industriesにある全ての楽曲が、BY-NC-NDの下にあるのだろうか。答えは掲示板のトピック“COPYLEFT – COPYRIGHT”にあった。

Rock-Industries and Dance-Industries are 100 % copyleft sites.
A copyright track is deposed by an composer/writer with an local Authors’ Society.
Worldwide Authors’ Society are represented on http://www.cisac.org.
We are copyleft because we need to pay 0.08 € to Cisac per play or per download of a copyrighted track.
Rock-Industries and Dance-Industries do not have the financials means to pay out these copyrights.
In our short history we have approximately 700.000 downloads.
If all those songs were copyright, we would have paid up 56.000 € or 80.000 $.


要は「アップされた曲に著作権を認めると管理団体に莫大な金を払うことになるので、全てコピーレフトにします」ってことのようだ。動機はあまり格好良くはないし、やり方がちょっと強引のような気がしないでもないが(アーティストはこのことを理解してるのか心配するのは杞憂だろうか)、このサイトの曲はすべてCCのライセンス下にあるってことでいいみたい。


その他、クリエイテブ・コモンズの条件をつけて音楽を配布しているサイトを、「Bonchicast」のカテゴリ「ポッドキャストミュージック」を参考にさらっと見てみたが、おもしろそうなのがいっぱい。1時間ぐらいのミックスを作って俺もポッドキャストやってみようかしらなんて欲も出てきた。

それにしても僕が見てきたのはポータルサイトに過ぎないわけで、そこからネットレーベルにつながったり、アーティストにつながったり、そこからさらにリンクして……と、まさに網の目のようなつながりがあるのだ。そのあちこちに星のごとく無数にオーディオファイルがあって、CCの下で共有されている。僕がつかんだその端っこが、あまりにも巨大な全体につながっていることを実感して、なんだかクラクラしている。


Bonchicastから
Magnatune via 超太っ腹で至れり尽くせりのMagnatune
※参考:Magnatune マグナチューン社(オンライン・コンピューター用語辞書)、Magnatune: さほど強欲な会社ではありません(japan.linux.com 2005/11/19)
Starfrosch via ヨーロッパの自由な音楽ポータル「StarFrosch」「Jamendo」
Jamendo (同上)
podsafe music network via ポッドキャスト音楽 -Podsafe Music Network-
GaregeBand Users Club via 日本の自由音楽コミュニティ「GarageBand Users Club」


参考サイト
Creative Commons
Open Source Audio
archive.orgAUDIOセクションから、CCで共有されたオーディオファイルのアーカイブ。archive.orgっつーとwaybackmachineだけかと思っていたが、こんなこともやっている。AUDIOセクションには他にも“78 RPMs”とかあっておもしろそう。
Creative Commons Search from Yahoo!
Copyleft music : free of copyright music and unsigned artsist


posted by 犬TV at 00:50 | Comment(2) | TrackBack(0) | 聴く - netlabel, CC
この記事へのコメント
Bonchicastのちんです。紹介ありがとうございました!

いやマジで。オンラインには無数の音楽が散らばっています。それでどれもこれも素晴らしい(もちろんダメっぽいのも多いですがそれもまた楽しい)。

Dance-Industriesも良いですよね。近々紹介するつもりです。なんかガチガチのメジャーなんて聞かなくてもいいんじゃ。なんて時々思ってしまいます。
Posted by ちん at 2006年03月31日 04:15
>ちん様

はじめまして! ……と、書きながら、さんのサイトは頻繁に見せていただいて、数々の音楽サイトへと導かれているのですが。

Dance-Industriesは、「コピーライト表記の曲をダウンロードさせると管理団体に金を払わなければならない」という消極的な理由で全ての曲にコピーレフトをつけていると読んだので、それがちょっと気になるといえば気になります。Dance-Industriesにアップしている全く同じ曲を、他のサイトでは(c)をつけて公開しているアーティストを実際何人か見ているのですが、Dance-Industriesと他のサイトでは、配布条件が違うという……。まあ、基本的にはどんな条件で公開されてるかってのは、曲の良し悪しとは別の話ではありますが。

ちんさんのBonchicastのおかげで、CCやpodcastへと興味も広がってきました。
Posted by 犬TV at 2006年03月31日 18:54
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