セネガルについてちょっとしたことを調べようと思ってウェブを見ていたら様子がちょっと変で、どうやら今日はイスラム教関連の祝日のようだ。イスラム文化は身近に触れる機会がまったくないのでまさに異界。そもそもセネガル国民の大部分がイスラム教徒だというのも初めて知った。
ウィキペディアによればイスラーム92%、アニミズムなど伝統宗教6%、キリスト教2%とのこと。
Seneweb.comは簡単な特設ページを用意して、ラジオの特別番組を中継。Tivaouaneというところで記念式典のようなものが行われているようだ(→
セネガルがいど / イスラムがいど)。同じ内容は、ダカールのFM局
Radio Futurs Media (RFM)のサイトからのライブ・ストリーミングでも聞くことができた。また、先日のエントリで書いた
Sunukerで見たら、国営RTSのテレビ番組も特別編成のようだった。
言葉がわかればもっといろいろわかっておもしろいんだろうが、少なくともいつものセネガルメディアよりもかなりイスラム色が強調されている印象。コーランや説教などが厳かに流れる。
そもそもセネガル人たちは何を祝っているのか。
“Maoulod”という言葉をヒントに探っていくと、預言者モハメッドの聖誕祭のようだ。
このページによると、“Moulid”(スペル違うが。Wikipediaでは“mawlid”)はアラビア語で「誕生日」の意味で、宗教的な人物たちの生誕を祝う儀式全体を指すとのこと。なかでもモハメッドの誕生は重要だし、それは盛大に祝うはずだ。
この聖誕祭の日は
イスラム暦に基づいているため、グレゴリオ暦で見ると毎年日付が違う。
世界の祝祭日事典というページに「マホメット生誕祭」という項目があり、
年毎の月日の対応表もあった。また
セネガル 2006 銀行の休業日というページを見ると、大部分を占めるイスラム教関連の休日の間に、ちらほらとキリスト教関係があるのがおもしろい。
参考ページ:
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預言者生誕祭(ウィキペディア)
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Mawlid(Wikipedia)
直接関係ないけどムスリム関連:
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ムスリムのこぼれ話的ニュース(I can't live without roses. 2006/03/24)
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ムスリム(喜八ログ 2006/02/21)
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イスラム教徒のfulla人形。(TREASURE HUNTER'S WORLD 2005/12/08)