アゼルバイジャン国営のAZ TVが、インターネットを通じた映像配信を始めたという話。
放送は今のところ1週間に1つの番組というペースのようだが、データを配信している情報サイトazadtribun.netを見ると、この他にもラジオやテレビのライブ・ストリーミングが行われているようだ。
記事によれば、この放送は世界の様々な地域に住んでいるアゼルバイジャン人に向けた情報提供を目的としているとのこと。
アフリカ系ポータルサイトなどを見ていても感じたことだが、例えばセネガルやガーナなどのポータルは、海外にいるその国出身の移民・同胞が重要なターゲットになっている。
すでに国際社会のいたるところでは、ディアスポラの問題、移民たちの主張が注目を集めている。家郷から離れ、また同胞のコミュニティが世界に点在する人々にとって、ネットが強力なツールになりえることは、簡単に想像できる。同胞意識や帰属意識を強めるというのも、活用方法のひとつだろう。同じルーツを持つ世界に散らばった人々がネット空間で結束するという構図は今後ますます顕著になり、そこから強いリアリティを生み出していくはずだ。
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